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手話って奥が深くて・・・
手話技能検定3級の試験まであと2週間。

今は検定の協会のテキスト勉強していますが、
手話って、未経験の皆様がとても意外に感じるだろうことがあります。
当方も当初メッチャ焦りました。
小生も素人感覚の表現で申し訳ありませんが載せます。


まず大前提として小生たち初心者、耳の聞こえるかたがまず覚える
日本語対応手話 というものと
ろう者のかたなど、生まれつき日本語を耳で取り入れられないかたなどの
日本手話 というものがあります。

日本手話についてはまたいつか書きますが、
日本語対応手話とは全く違うというか、
小生たち初心者が5つの手話表現で10秒くらいかけてやるものを
極論すると1つの表現、0.5秒で表現したりします。

日本語対応手話は
「すみません、ここ、から、駅、まで、行く、方法、どのように、ですか」
を手話で表してください、っててイメージ。
日本手話は
駅への行き方を聞くのを手話で表してください、って感じです。
ジェスチャーをするイメージでしょうか、
一旦言葉には変換しないというか。

長くなるのでこの話はまたいつか。
最終的にはこれができないと手話通訳はできません。
日本語対応手話を完璧にできて、そこがスタートラインというか。
小学校の国語の授業を受けるにしても外国人のかたはその前に
まず日本語覚えなきゃどうにもなんない、、
そんな感じでしょうか。

実際はろう者のかたが当方たちに合わせようと
してくださってるのが現状かと。
外人さんに話しかけられた日本人のかたが、
自分がわかる英語もふんだんに交えて
どうにか教えようとしてる、というのに似ています。


今、いろいろな本、辞書、DVD、手話サークルなど
いろいろ体験しております。
本、辞典も大きく分けて2種類あるように感じました。
それで感じたのは、教えるかた、本によって手話表現が違う、というか、
ひとつの言葉を手話にする場合、2つ以上の表現のあるものが多いです。


例えば、、、あ、みゆき先生で思い出した・・
例えば 「生花(いけばな)。」

ある辞書では内容重視で、お花を差し入れる様子で表現。
違う辞書ではその漢字重視で、生きる と  と2つを表現。
つまり初心者のかたがはじめに出会った本や先生が基本となり、
違う表現が出てくるとそれは間違ってると感じちゃう・・・


また、手話ニュースなどでもわかるように、
字幕とは違う手話表現がいっぱい流れています。
これは文章の前後から、言葉どおりの表現をすると
とくにろう者のかたなどには
訳わかんないことになっちゃうときがあります。
文を頭でまとめて、言葉でなく、意味、内容で表現してるからです。
これは健聴者が
日本語という言葉を重視して表現するところからはじめるため
大きなギャップが発生してしまいます。
ただ初心者はまずそこから入らないと難しいですが。

15秒ぐらいの文があり、そこに2~30の手話表現が入ってるとします。
違う本、サークルのかたを集めて10人が表現したら、
全部同じ表現、ってかたはまずいないような・・
でもそれぞれが、正解 というわけです。

同じような表現でも場所や方向、片手か両手か、など
ビミョーに違っていて、これを、
違ってる、というかたと、どっちも正解、というかたもみえます。


日常生活で手話が特に必要な方は耳の聞こえないかた。
そのかたに理解しやすい表現にどんどん変えていかなければならない
と痛感しております。


ちなみに検定試験は、ビミョーなところ・・・
試験の速さのビデオの読み取りができるかどうかがすべて。
それで20点は違うかと。

できなければ70~75点、できたら95点近く、その中間はなさそう。
合格は80点以上。 配点は公表されてません。

今は、ずいぶんゆっくりなら、なんとなく、、、ってとこです。
ある時期に急に、その速さに対応できるときが来そうです。
今、もしや、もう少しでそれが、、という時期かも。
それがここ2週間で降臨してきてくれれば、と
神に願う小生であります、、、。
by tskyso | 2011-10-23 18:33 | 福祉・介護
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